Category Archives: Letters and Commentaries

A Letter from Adrienne Hurley

Photo: http://endciv.com/
(Original text in English below Japanese)

エイドリアン•ハーリーからの手紙

和訳:萩谷海

十年ほど前、ザック・デ・ラ・ロッチャ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)の言葉「君の怒りは贈り物である」が、Eメールやウェブサイト、ミニコミなどで流れてきたのを読んだ。すっきりとわかりやすい文章が、ある部分で私と重なりあったと感じたのは、私自身が「怒り」を、行動を起こさなければならいことを知らせるための賜物として体験してきたからだ。不安、恐怖、そしてパニックをも賜物として享受することを覚えるのは大変だが、そうしようと努めてはいる。ここでいう賜物とは、おそらくは、とんでもないことになっているに違いない感情の起の状態というより、むしろ何かを招き入れる(あるいは要求する)思考のこと、またはその思考が私を道連れにしていく場所だろう。その道のりで、賜物の行き着く先が断ち切られ、幾度と無く遠回りさせられることが気になって落ち着かない。 Continue reading A Letter from Adrienne Hurley

To Foreign Comrades

by GURU

(日本語による原文下部に掲載)

Hello to friends in overseas. This is Guru from Osaka.

It’s been almost two months since 3/11. While many emotions have mingled at the time of moving forward, I can finally write a letter now. Thanks to Marina and others, their letters greatly empowered me. Continue reading To Foreign Comrades

Iwaki City, Fukushima: Report from the Stricken Area

(日本語による原文下部に掲載)

Iwaki City, Fukushima: Report from the Stricken Area
Sacchan
(Translation by Umi Hagitani)

I visited Iwaki City, Fukushima on April 16th. I hadn’t been there since the earthquake. I went there to play a gig. “We don’t want our show to be a part of the Stay Strong Fukushima campaign. We want nuclear power plant to be the theme of the event,” K, who organized the show, said to me. I too was personally irritated that Tokyo doesn’t listen to what Fukushima really has to say. In Iwaki, the coastal area has been devastated by tsunamis, and the northern part, close to the nuclear power plant, is designated as a zone where people are required to take shelter and stay indoor. I wanted to feel and see with my own eyes what folks from this area think about nuclear plant. With these thoughts in mind, I headed to Fukushima. Continue reading Iwaki City, Fukushima: Report from the Stricken Area

To our friends and comrades in Japan – A Letter by an Affinity Group

(Original text in English below)

日本の友人と同志たちへ ——あるアフィニティ・グループからの手紙

うまく言葉を見つけられずにいます。多くの喪失、 破壊を経験し、そして恐怖に面しているみなさんを思い、わたしたちは悲観に暮れています。そして原発の存在がこの自然災害の恐怖にさらに油を注いだこと、情報の統制により状況が悪化させられたことについて、激しい怒りを覚えます。しかし私たちは、これまで何度となく起こり、これからも起こり続けるであろう多くの悲劇の合間で光をさす、勇敢な行動や相互扶助の様子に心を打たれています。

3年ほど前、私たちは日本を訪れ、そこでみなさんと共に闘う機会に恵まれました。北海道の高原を私たちはともに歩き、G8サミットを、粗暴な権力と利己主義のみに基づいて行われる 非公式の支配を終えよ、と声を上げました。大阪で訪れた野宿者テント村では、コミュニティーのみなさんが食事や安全の共有を通して行政による退去令から身を守っていることについて語ってくれました。東京でも野宿者のコミュニティーを訪れました。そこでは私営のナイキ・パークとして侵略されようとしている公園を保持しようとする運動が行われていました。そしてインフォ・ショップ、コミュニティーセンター、そしてみなさんの家など——激しい創造と抵抗の在処を訪れることができました。京都、大阪、東京、北海道にいる同志たちーーあなたたちは、資本主義と行政の猛襲からコモンを擁護することを共に教えてくれました。そして食の共有、笑い、音楽を通じて友情を築くことを教えてくれた。ありがとう。

私たちはみな、日本で過ごした時間に強く影響を受けました。そして津波やその後の様子を映像で見ながら、恐怖に震えています。その中でも、原発による被害 は、あなたたちの社会に大きな破壊をうみ出してしまった。みなさんの社会が面しているあらゆる喪失に、嘆き、悲しんでいます。この苦難の状況の中、 生き抜くための努力、互いを助け合う心、そして安全、健康、正義を勝ち取るための力の下で奮闘しているみなさんに、わたしたちは連帯します。言葉では不十分ですが、わたしたちの気持ちをこのような言葉にして差し伸べたいと思います。わたしたちに何が出来るか、教えてください。みなさんはわたしたちの心の中にいます。

我々は共にあります。

連帯の心をこめて。

サラ
アーシャ
マリーナ
デビッド

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To our friends and comrades in Japan – A Letter by an Affinity Group

We struggle to find the words to tell you that we are sorry for the loss, devastation, and fear you no doubt face. We are enraged by the role that nuclear power has played in exacerbating the horrors of this natural disaster, as well as the withholding of information about the extent of the harm that has been done. And we are moved by the acts of courage and mutual aid that shine through the multiple tragedies that have occurred and continue to unfold.

We had the opportunity to travel and struggle alongside you in Japan almost three years ago. We marched with you through the hills of Hokkaido calling for an end to G8 meetings and systems of informal governance based on brute power and self-interest. We visited your homeless encampments in Osaka, where community members told us of sharing meals and security, working together to defend homes against government evictions. We visited homeless communities in Tokyo, where organizers told us of efforts to preserve public space against the encroachment of the privatized Nike Park. We visited your infoshops, your community centers, and your houses – sites of fierce creativity and resistance. Friends and comrades in Kyoto, Osaka, Tokyo, and Hokkaido, thank you for all you taught us about defending the commons in the face of capitalist and government onslaught, about building friendship, sharing meals, laughter, and music.

We have all been deeply impacted by the time we spent with you in Japan, and we have watched in horror as the tsunami and aftermath, including nuclear disaster, has wreaked havoc on your country. We mourn for the losses your society faces. We stand in solidarity with your efforts to survive, help each other, and achieve safety, well-being, and justice in a profoundly difficult situation. These words are not enough, but we extend them to you. Please let us know what we can do. You are in our hearts.

We are with you.
In Solidarity

Sarah
Asha
Marina
David

Must We Rebuild Their Anthill? A Letter to/for Japanese Comrades

by Silvia Federici & George Caffentzis

(Original text in English below)

彼らの蟻塚を再建する必要はあるのか?
——日本の同志たちへの手紙

シルビア・フェデリッチ/ジョージ・カフェンシス
(和訳:木下ちがや)

同志たちへ

人々の命が失われ、その行方がわからない苦しみの最中に、地震、津波、そして想像を超えるような原子炉のメルトダウンによって引き起こされる計り知れない破壊から生活の再建を図ろうとしている最中に、みなさんに連帯を表明するために、私たちはこの文章を書いている。またこれまでの歴史上で最も恐ろしい原子力災害によって記されるこの時局が、われわれの今後にとって、反資本主義社会運動の行方にとって、そして本質的な日常生活の再生産にとって、何を意味するのか、みなさんと一緒に考えるためにこの文章を書いている。 Continue reading Must We Rebuild Their Anthill? A Letter to/for Japanese Comrades

Statement from Industrial Workers of the World (Wobblies)

(Original text in English below)

世界産業労働組合からの声明

日本を襲った3月11日に地震と津波によって、二万人以上の方々が亡くなり、数十万人の人々が住処を無くされました。それに加えて、日本の皆さんは原子爆 発と放射線飛散の危機に直面しています。通常そうであるように、労働者大衆こそが、これらの災害の前線に立ち、かつ事後処理に携わっています。原子力によ る大惨事を避ける為に命をかけているのも彼/彼女らです。世界産業労働組合(IWW)は、日本の全人民、そしてことにフリーター全般労組の同志たちと共に 連帯します。われわれは全ての成員に、日本の労働者を支援するために、必要な行動をおこすべきだと呼びかけています。

IWW世界連帯委員会

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Over 20,000 people have died and hundreds of thousands more left homeless from the March 11th earthquake and tsunami that devastated Japan. On top of that the Japanese are facing a potential nuclear disaster, and radiation leak. As is often the case, working people are on the front line of these disasters and the aftermath, many risking their lives to stave off nuclear catastrophe. The Industrial Workers of the World stand in solidarity with all of the Japanese people, and our comrades in the Freeters Union in particular. We urge our members to do whatever is needed to support our Japanese fellow workers.

Industrial Workers of the World

A Letter from John Holloway

(Original text in English below)

ジョン•ホロウェイからの手紙

地震からすでに一月以上が経過した。そして福島における原発の脅威のレベルは、上昇するばかりだ。ひどいことは、われわれがこの事実を見たくないということだ。ある事柄は、あまりに恐ろしいので、われわれはそれが起こっていないかのように顔をそらす。目を見開くのが、つらいのだ。

わたしは、そこで起こったことと起こりつつあることを思うと、麻痺状態におちいってしまう。確かにマリーナがいう怒りの涙と無力感と啓示を共有するのだが、「われわれに何が出来るのか?」という気持ちが存在する。福島はすでに起こってしまって、それをもとに戻すことは出来ない。だが、世界を福島の連続にすることを止めることが出来るだろうか?金が世界を支配している限り、われわれの自己破壊を止めるために為しえることはおそらくないだろう。われわれは、可能な場所で、可能な時に、可能な方法で、金の支配を破壊せねばならない。 Continue reading A Letter from John Holloway

A Letter from John Holloway

(Original text in English below)

ジョン•ホロウェイからの手紙

地震からすでに一月以上が経過した。そして福島における原発の脅威のレベルは、上昇するばかりだ。ひどいことは、われわれがこの事実を見たくないということだ。ある事柄は、あまりに恐ろしいので、われわれはそれが起こっていないかのように顔をそらす。目を見開くのが、つらいのだ。

わたしは、そこで起こったことと起こりつつあることを思うと、麻痺状態におちいってしまう。確かにマリーナがいう怒りの涙と無力感と啓示を共有するのだが、「われわれに何が出来るのか?」という気持ちが存在する。福島はすでに起こってしまって、それをもとに戻すことは出来ない。だが、世界を福島の連続にすることを止めることが出来るだろうか?金が世界を支配している限り、われわれの自己破壊を止めるために為しえることはおそらくないだろう。われわれは、可能な場所で、可能な時に、可能な方法で、金の支配を破壊せねばならない。 Continue reading A Letter from John Holloway

A Letter from Marina Sitrin

(Original text in English below)

日本の友人,同志のみなさんへ

マリーナ・シトリン

(翻訳:萩谷海)

涙なしに書きはじめることができません。怒りの涙、むなしさの涙、そして希望の涙なしには。

私が怒りをおぼ えるのは、途方に暮れるような自然災害であったものが、人の命より欲を優先する制度によって、劇的に悪い方向へと導かれていることです。利益を追求する組 織は壁も建てず、原子炉を冷やすことにさえ二の足を踏ませています。怒りさえも越えてしまう。私は言葉もなく、しかし涙に暮れるのです。

私はむなしさを 覚えます。世界は日本で何が起こっているかを知らず、そして何かしたいと望む私たちの両手は後ろ手に縛られたかのように感じます。失望感を感じます。日本 政府とグローバルな企業の利害関係が手に手をとって、情報がいき渡らないように仕向けています。おかげで行動を取ることが、さらに困難です。私は失望感を 覚え、さらに憤りを感じています。

しかし私は希望 の息吹も覚えました。希望の涙があります。人々の行動、 時として取るに足りないものにさえ見えたとしても、人々がお互いを助ける様々なやり方は、今起きていると思われることを越える、豊かなものです。そして、 私たちが日本で出会った人々が、大小の行動を起こし続けていることは、希望です。

2001年の経済的崩壊以降のアルゼンチンで、ごくわずかな人々の集いが、しだいに数百人、数千人の規模に増え、社会全体が—彼らを危機に陥れた権力を拒絶するために–組織し始めたことを思い出しました。「みんな出て行け!(que se vayan todos!)」と叫び歌い、 政府を追い出し、誰かをトップにつけることのない水平的な組織を始めたのです。彼らは近所で寄り合いを持ち、物々交換のつながりを作り、共同の台所や庭や畑を作ることで、自分たちの働く場所をものにし、共働経営をしたのです。これは危機—そして拒絶—から始まり、拒絶のただなかから、創造が育まれたのです。日本で今起きていることは、アルゼンチンでも起きたことのように感じます。拒絶の叫び、そして同時に、なにか違った—なにか新しい—もの、私たちにとって良いものの創造が始まっているのです。

公園の野宿生活 者の村や、大阪の釜ヶ崎パトロールの同志達へ。あなた達は、汚染から逃れて援助を求める人、そしてあなた達を必要とするすべての人のためにコモンズを創り だしています。あなた達が公園でお互いを助け合い始めたときに、それが新しい生活共同体(コミューン)の基盤になっていくだろうと、一体誰が考えたでしょ うか。難民の都市はコモンズ、コミューン(生活共同体)です。段ボール、紙や、布や針金などのありふれた材料で作った自由の鳥とともに私たちが一緒に公園 を歩き、声を上げ、鳥たちと共に歌い、目を見張るほど美しい野外劇を築き上げた時のことを思い出します。あなた達が今は、自由を謳う沢山の鳥達であること を思い、私は涙します。

人民救援隊(People’s Rescue Troops)の同志たちへ。あなた達の力強さと素晴らしい連帯を前に、私に何が癒えるでしょうか。あなた達は汚染された土地の人々を助け、報道を続けています。仕事のない状況にへの抵抗や、尊厳のために日々組織をするあなた達の行いに今驚きはしないけれど、ただ感嘆します。

希望を伝え、こちらをも鼓舞させる行動がたくさん生まれています。たくさんの有志たちが行動を起こしているのです。その中のいくらかの人々と、G8サミットでの反対行動を日本で共にした経験は、私にとってこの上ない恵みであると感じています。ここから、あなた方の抵抗と創造によって、新しい世界が創造されているのです。今、日本で、です。「もう一つの世界は可能だ」と、反G8の時に話しましたね。あなた方は今、世界でも最悪であるかもしれない状況の中で、あの時に話していた、「もう一つの世界」を造り上げているのです。

同志である、あなた達に伝えたい!私たちはあなたがたと共にいます!私たちは今も、そしてこれからもより良い世界を造り出してゆくことでしょう。

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Friends and companeros,

I cannot begin even writing this without tears. Tears of anger. Tears of frustration. And Tears of inspiration.

I am angry that something that could have been devastating in it’s natural disaster, has been exacerbated, facilitated and made worse by institutions thinking of greed over life. This system of profit that led to walls not being built, and hesitation with the cooling of plants makes me furious. Beyond furious. I am without words, though full of tears.

I am frustrated. The world does not know all of what is going on in Japan, and we, those who wish to do something, are feeling that our hands are tied. That is frustrating. The Japanese government along with global corporate interests are not allowing all of the information to be distributed. This makes action more difficult. This makes me frustrated, and then leads to anger.

But I am inspired. I have tears of inspiration. The actions of everyday people, helping one another in ways that can sometimes seen so small, but are so huge, And in ways that are beyond what one would even imagine are all happening. And, to know that so many of these large and small acts are being done and often facilitated by so many of you who we met when in Japan is all the more inspiring.

I am reminded of how in Argentina, after a total economic collapse in 2001, people began coming together, first by the dozens, then the hundreds, then thousands and then most all of society began to organize together – rejecting the powers that got them into the crisis in the first place – with the shout and song of  “que se vayan todos!” (they all must go!) they forced out their government, and began to organize together – horizontally. They created neighborhood assemblies, elaborate barter networks, collective kitchens and gardens – they took over their workplaces and ran them together, and continue to run them together – horizontally. … It began with the crisis – with the rejection – and then from within the rejection came the creation. What is beginning in Japan feels similar to what began also in Argentina. The beginning of the shout of rejection, and at the same time, the coming together to create something else – something new – and something just.

Companeros from the homeless encamptments in the park and the Kamagasaki Patrol in Osaka. That you are creating commons, a Commune, together with whoever is in need, the so many refugees fleeing toxic contamination. Who knew when you began helping one another to live in solidarity in the park that you would become the infrastructure for a new Commune. A city of refugees that is a commons, a Commune. I think of the beautiful pageant we put on together, the birds of freedom we made together from things found, cardboard, paper, cloth and wire, and how we walked the park together, chanting and singing with the birds in the air. I am filled with tears as you are now these birds of freedom for so many.

Companeros of the People’s Rescue Troops. What can I say of your boldness and incredible solidarity. Going in to report on and help those in the contaminated areas. Having seen some of you in day to day organizing, against unemployment and for dignity, I am not surprised, but nonetheless I am in awe.

There are so many inspiring actions taking place. So many inspiring people making it happen. I feel such tremendous privlege for having collaborated with some of you in Japan when organizing against the G8. It is from this, from your resistance and creation that new worlds are being created. Now. In Japan. We spoke of Another World Being Possible when we were organizing against the G8 – you are now creating that world – and in the worst of possible circumstances.

To you, companeros! We are with you! We are and will make those better worlds!

Marina Sitrin

A Letter from Rebecca Solnit

by REBECCA SOLNIT

Dear brothers and sisters in northeastern Japan and beyond,
So many of us here in the West watched and read about and listened to the news of your disaster with deep concern and empathy, with solidarity and tears. You are not alone. One beautiful editorial in New Orleans remembered what Japan did for the people of the Gulf after Hurricane Katrina and vowed to help in return. Continue reading A Letter from Rebecca Solnit